アンチエイジングを医療の分野でと聞くと、まず浮かぶのは、美容整形、形成 |
外科ではないでしょうか。 |
世界的にも、あまりにも有名なTクリニックでは、院長自らシワやたるみ、シミ |
を解消する手術で、若々しい容貌を保っていらっしゃいますね。 |
メディアにもよく登場されていますので、ご存知の方も多いかと思います。 |
手術の方法も、みなさん熟知されてるとは思いますが、参考程度に取り |
あげてみます。 |
メスを使いますが、フェイスリフトは、もっとも効果が目に見えてあると言われ |
ています。その分、技術とアフターケアの確かな専門医と出会うことが絶対 |
です。高価ですし、慎重に考えたい治療です。 |
サーマクールとは、RF派を照射し真皮のコラーゲン増殖促進を助力します。 |
RF派とは、周波数30〜300MHz (派長100km〜1m) の電磁波のことを |
指し、一般にはラジオ派と言われています。でも、ピーンときませんね。 |
温熱療法に高周波を使いますから、毛細血管があたたまり血流がよくなる |
効果は、あると思います。 |
ポラリスは、シワ取りに使われていたダイオードと、高周波を組み合わせた |
施術です。ピンポイントでお悩みの箇所深くエネルギーが伝わり、細胞を |
活性化してくれます。 |
次に、リフトと名が付く施術です。 |
こちらは、肌の下に特殊な糸を埋め込み、リフトする方法で、10年くらい |
もつものから、半永久のものまであるそうです。でも、10年は被験者が |
いるかもしれませんが、計算上は半永久でも、どうなるかはやってみなくて |
は、わかりませんね。それに、10年後は、どうなるのでしょう? |
伸びきったお肌で、また同じ施術ということになるのでしょうか。 |
いや、医学は日進月歩ですから、その心配はないかもしれませんが。 |
次に、こちらもおなじみの、注入法です。 |
コラーゲン、ヒアルロン酸を注入することで、ふっくらとした肌を内側から |
作ります。シワに効果があります。 |
ボトックス注入は、ある女優さんが眉間の深いしわ解消のためにやって |
一躍有名になりました。でも、ご存知ですよね。希釈するとは言え、元々 |
は、細菌兵器にも使われるほどの強い殺傷能力のあるボツリヌス菌で |
あることは。これも、他の方法同様に確かな技術の医師でないと、苦しむ |
ことになるかもしれません。 |
これらを、考えると、二の足を踏むのも無理からぬことです。 |
内側から、肌細胞の活性化をするために、たとえ永久的にそれが必要 |
だとしても、スキンケアやサプリメントでアンチエイジングをと思うのは自然 |
なことです。 |
次に、再生医療の分野からの、私が知る限りでは一番 安心な方法を |
報告します。これは、アンチエイジングに利用するのは、たぶん おまけ |
みたいな医療かとも思いますが、歯科や形成外科、美容外科ではすでに |
効果をあげています。 |
PRP皮膚再生療法と、言います。そうですね、皮膚再生ですから、真皮 |
表皮、毛包細胞の治療も可能のようです。 |
お肌の若返りに主眼を置いて話していますので、PRP皮膚再生療法に |
おいても、若返りの細胞に着眼した方法をお知らせします。 |
先に、私が 安心と感じたのは、これまでの方法と違って自分の細胞を |
使って自分自身の体の中で再生をするというやり方だからです。 |
皮膚の老化は、真皮繊維芽細胞というコラーゲンを作り出す細胞の |
減少によります。この細胞を、患者さん自身の中から取り出し、それを |
再生能力を高める目的で注入します。 |
まずは、個人の肌細胞測定をした上で、細胞培養をし、戻します。 |
将来に備えて、ご自分の肌細胞を保存することもしています。 |
アメリカでは1995年に始まった再生治療で、著しい変化はないものの |
長きに渡ってアンチエイジングの効果は実感できるそうです。 |
この治療には、美容整形のような、施術後、10歳若返りの約束は |
されていませんが、自分の細胞が活性化すれば、これ以上ハッピーな |
ことはありませんね。 |
次に、こちらは自分の血小板を使ってするアンチエイジング法です。 |
リジェンACR療法と言います。 |
方法は、自分の採血した血液を遠心分離機にかけ、濃縮された血小板 |
(という表現をよく使っているのですが)これを、注入します。 |
血小板とは、ご存知の通リ、出血を抑える力があります。 |
白血病やエイズなどでは血小板が減りますから、止血に苦労します。 |
血小板は、たいせつな役目があります。早く傷を修復するように、細胞に |
指令を出すのです。その細胞こそが、真皮繊維芽細胞なのです。 |
血小板を、元気にすることは肌再生の目的というよりは、もっと違うところ |
にあるような気もするのですが、シロウトの戯言と、読み飛ばしてください。 |
効果がある方には、いい療法と言えます。 |
以上が、お肌の老化を感じたとき、あるいは予防のために医療ができる |
療法です。 |
内臓疾患に関しては、あまりに範囲が広いため、筆者 情報をまとめづらい |
こともありまして、これまでに、とどめさせていただきます。 |
次に、食から考えるアンチエイジングについて、お話しさせていただきます。 |
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